最近、SNSを見ていると、
「AIで全部自動化!」
「AIに会社を作らせる!」
「AIに丸投げで売上○○万円!」
みたいな広告が、めちゃくちゃ出てきます。
そう、ぼく自身がそういうものを好きで見ているので、
余計に出てくるだけなんですけどね。笑
実際、セミナーにもよく申し込みます。
じっくり話も聞きます。
「おおー、これは使えそうだな」
「これは今の仕事に取り入れられるな」
「これは……まだ、ぼくにはいらないかな」
そんな感じで、ひとつひとつ判断しています。
実際にAIも使いますし、自動化もしてます。
効率化なんて大好きです。笑
でも、そんなぼくが、
いつも判断するときに持っていたい軸があります。
それが、
「これ、誰が笑顔になるんだろう?」
です。
「効率化した先に、誰がいるの?」
たとえば、
AIにいろいろなタスクをやらせる。
↓
自動化する。
↓
SNSに自動投稿する。
↓
問い合わせも自動化する。
↓
営業も自動化する。
↓
契約も自動化する。
↓
納品も自動化する。
……
おおー!すごい!
めちゃくちゃ効率的!
となりますよね。
もちろん、いいんです。
ぼくだって、できることはどんどん効率化したい。
でも、そのときに一回だけ考えたい。
「で、これをやった結果、誰が笑顔になるんだろう?」
効率化した結果、
お客さんが喜ぶなら、やればいい。
自分の時間が増えて、趣味の時間が増えるなら、やればいい。
本当にやりたかったことに時間を使えるようになるなら、やればいい。
でも、効率化した結果、
ただ仕事が増えただけ
だったら、
「あれ?」
なんですよね。笑
効率化したら、仕事が2倍に!?
以前、
「AIで仕事を効率化したら、なぜか自分の仕事だけ増えた」
という投稿をしました↓
これ、笑い話のようで、
全然笑えない。笑
8時間かかっていた仕事が、
AIによって4時間でできるようになった。
普通なら、
「やったー!4時間余った!帰れる!!」
ですよね。
ところが、
「じゃあ、もう一件お願いします。」
となる。
すると、
8時間で1件だった仕事が、
8時間で2件になる。
あれ?
効率化したのに、
忙しくなっただけじゃない?
となる。
もちろん、それで会社の利益が増えて、給与が上がって、本人も幸せならいいんです。
でも、何度も言いますが
「AIで効率化しました!」
の先に、
誰の笑顔があるのか。
ここ、マジで忘れちゃいけないと思うんですよね。
「人間まで効率化」してはいけない
ぼくがAIや自動化について、ちょっと怖いなと思うのは、
機械を効率化することではありません。
人間の反応まで効率化してしまうこと。
先日、SNSでこんな投稿を見かけました。
結構大きめなITトラブルが発生したので、
担当取引先へ緊急で確認したところ、
「あ、はいー、えっと、ちょっと確認してみますねー」
という初動だった。
それを受けて、
契約解除の方向で社内へ指示を出した。
という話。
もちろん、これだけでは実際に何が起きたのか、すべてはわかりません。
どの程度のトラブルだったのか。
担当者がどんな状況だったのか。
その一言の前後に何があったのか。
そこまではわかりません。
でも、ぼくはこの話を読んで、
「ああ、これだな」
と思ったんですよね。
まず人間として向き合う
たとえば、
自分が提供しているサービスでトラブルが起きた。
お客さんが困っている。
そのとき、
「システムエラーっすね」
「現在確認中ですー」
「復旧までしばらくお待ちくださーい」
……
いやいやいや、そこはまず
「大変申し訳ありません!」
じゃないでしょうか。
まず謝る。
相手の困っている気持ちを受け止める。
そして、
「すぐ確認して、すぐにご報告いたします!」
「○時までに一度進捗をご報告します!」
「復旧まで責任を持って対応します」
そして、最優先で動く。
復旧したら、
「復旧しました」
で終わらせず、
「以後このようなことがないよう、こう改善しました」
まで伝える。
これ、当たり前のことですよね。
サービスを使っているのは「人」
どれだけIT化しても、
どれだけAI化しても、
どれだけ自動化しても、
サービスの向こう側にいるのは、
人間です。
機械がサービスを使っているわけじゃない。
AIが、
「今回の対応、すごくよかったです!」
と口コミを自動で書いてくれるわけでもない。笑
そのサービスを使っている人間が、
「助かりました!」
「ありがとうございます!」
と言ってくれる。
逆に、
「この会社、もういいや」
と思われることもある。
結局、
人間なんですよ。
だから、効率化を進めること自体は素晴らしい。
でも、
人間まで効率化してはいけない。
ぼくは、ここがポイントなんじゃないかと思っています。
「あぁ、またエラーねぇ...」になっていないか
たとえば、
毎日のようにシステムエラーが起きる。
毎日のように問い合わせが来る。
毎日のようにトラブル対応をする。
最初は、
「大変申し訳ありません!」
だったのが、
「あー、またエラーですかー」
になってくる。
さらに、
「ちょっと確認しますねー」
になる。
そして最後には、
「まあ、システムなんでぇ」
……
いやいやいや。
そこに困っている人が、実際に今いるんですよ!
自動化や効率化を追いかけすぎると、
「トラブル=処理すべき案件」
になってしまう。
でも、
「トラブル=実際に困っている人がいる」
なんですよね。
この違い、ものすごく大きいと思うんです。
「誰を喜ばせていますか?」
ぼくは仕事をするとき、
いつも、
「あなたは誰を喜ばせていますか?」
という問いを忘れないようにしたいと思っています。
AIを導入する。
自動化する。
SNSを自動投稿する。
業務を効率化する。
ここに「誰を喜ばせているか」の
答えがあるなら、どんどんやればいい。
逆に、
「いや……誰が喜ぶんだろ?」
となったら、
ちょっと立ち止まれば良い。
効率化すること、
自動化すること、
AIを使うこと、
それ自体が目的になっていないか、一度考えてみる。
人間臭い仕事は、なくならない
これからAIは、もっと進歩するでしょう。
今まで人間がやっていたことを、
どんどんAIができるようになる。
文章を書く。
動画を作る。
分析する。
問い合わせに答える。
いろいろなことが自動化されていく。
だからこそ、
人間にしかできないこと
が、逆に目立ってくるんじゃないでしょうか。
相手の表情を見る。
声のトーンを感じる。
「本当は困っているんじゃないかな?」
と考える。
相手の立場になってみる。
トラブルがあったら、
まず、
「大変申し訳ありません」
そして、
「大丈夫です。こちらですべて対応します」
これ、近いうちに
AIにできるようになる日が来るのかもしれません。
でも、少なくとも今のぼくは、
人間が人間に向き合う
ことを大切にしたい。
「人間臭すぎる」失敗が笑
最後に、
これは、あまり言いたくない話なんですが。笑
この仕事を始めて、まだ間もない15年ほど前、
クライアントさんのWebサイトを納品した直後に、
ぼくが、間違ってサイトを消してしまいました。。。
……。
はい。
完全に消しました。
しかも、
バックアップなし。
……
いやーーーーーー!詰みです!!!
今でも思い出すと、冷や汗が出ます。笑
そのとき、時刻は深夜0時過ぎ
その後ぼくはどうしたか、
東京駅から名古屋へ、
翌朝の始発の新幹線に飛び乗り
名古屋のクライアントさまのところへ
土下座しに行きました。
おそらく、
新幹線の車内でも土下座してました笑
はい。
AIでもありません。
自動化でもありません。
効率化でもありません。
ただの、
人間です。笑
いや、笑い話にしてますけど、
あのときは本当に、
「終わった……」
と思いました。
でも、それくらいのことをやらかしたら、
「現在、原因を確認してますー」
なんてのんびりした対応では済まないんですよ。
相手が困っている。
自分がやらかした。
だったら、
まず会いに行き、
とにかく謝る。
そして、
どうするかを一緒に考える。
それ、当たり前ですよね。
※ちなみにそのあと徹夜して再度納品完了しましたw
AI時代だからこそ、「人間臭く」
これから、
AI化。
自動化。
効率化。
省エネ。
ますます進んでいくでしょう。
ぼくも、どんどん使います。
楽になるなら、楽になればいい。
時間が生まれるなら、生み出せばいい。
でも、そのときに一つだけ、
忘れないようにしたい。
その先には、必ず人がいる。
誰かが笑顔になるために、
AIを使う。
誰かが助かるために、
自動化する。
誰かの時間を生み出すために、
効率化する。
そして、何かトラブルが起きたら、
まず人間として誠意を持って向き合う。
これでいいんじゃないでしょうか。
AI全盛の時代。
AIが賢くなればなるほど、
もしかすると、
「人間臭さ」そのものが、ものすごい価値になる。
そんな気がしています。
だから今日も、
AIを使いながら、
自動化しながら、
効率化しながら、
それでも最後は、
「これ、誰が笑顔になるんだろう?」
と考えて仕事をしたい。
そして、もしまた何かやらかしたら……
今度は、
始発の新幹線に乗る前に、まずバックアップを確認します笑
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