こんにちは!ジャンボファクトリーのけんじです。
最近、個人情報の流出や迷惑メール、スパムメッセージなど、
インターネット上のセキュリティに関する話題を目にする機会が増えています。
ホームページを運営している方にとっても、決して他人事ではありません。
特にお問い合わせフォーム。
せっかくホームページを作っても、毎日大量の営業メールや迷惑メールが届くようでは困ってしまいますよね。
そこで今回は、ぼく自身が運営するジャンボファクトリーのホームページで実施した、
Google reCAPTCHAからCloudflare Turnstileへの切り替え
についてご紹介します!
今回は少し長めですが、実際の設定手順も含めて解説していきます。
ご注意
今回は長いので、興味のある方のみ先へお進みください♪
そもそもGoogle reCAPTCHAとCloudflare Turnstileって何?

まずは、それぞれのサービスについて簡単に整理しておきましょう。
ひとことで言うと、
どちらも、ホームページのお問い合わせフォームなどに設置する、
ロボットによる自動送信や、スパム投稿を防ぐための仕組みです。
Google reCAPTCHA
Googleが提供するセキュリティサービスです。
Contact Form 7では、主にreCAPTCHA v3が利用されてきました。
特徴は、訪問者に「私はロボットではありません」とチェックさせることなく、
バックグラウンドでアクセス状況などを分析し、スコアによって人間かボットかを判定する仕組みです。
利用者に余計な操作を求めずに済むため、多くのホームページで採用されてきました。
※現在もよく利用されているサービスです
Cloudflare Turnstile
こちらはCloudflareが提供する、CAPTCHAの代替サービスです。
訪問者のブラウザ環境などを確認し、ボットによるアクセスかどうかを判定します。
特徴は、利用者に画像を選ばせたり、複雑な文字を入力させたりするような操作をできるだけ減らしていること。
設定によっては、訪問者に何も操作させずに判定できます。
そして、Contact Form 7の公式連携機能では無料で利用できます。
※ジャンボファクトリーでは、現在こちらを推しております!
ざっくり比較してみると?
| 比較項目 | Google reCAPTCHA v3 | Cloudflare Turnstile |
|---|---|---|
| 提供元 | Cloudflare | |
| 主な仕組み | スコアによる判定 | ブラウザなどの情報による判定 |
| 訪問者の操作 | 基本的に不要 | 基本的に不要 |
| 料金 | 利用プラン・使用量による | 無料で利用可能 |
| CF7との連携 | 標準対応 | 6.1から標準対応 |
もちろん、どちらが絶対に優れているという話ではありません。
サイトの規模や利用状況、必要な機能によって選択肢は変わります。
ただ、今回ぼくが注目したのは、
Contact Form 7がCloudflare Turnstileに標準対応したことでした。
なぜ今回、切り替えを検討したのか?
今回の切り替えには、いくつか理由があります。
① Contact Form 7がTurnstileに標準対応した
2025年6月、Contact Form 7のバージョン6.1が公開されました。
このアップデートで、Cloudflare Turnstileとの標準連携機能が追加されています。
つまり、これまで外部プラグインなどを使って対応していたケースでも、
Contact Form 7自体の機能で連携できるようになったわけです。
しかも、開発元自身が、特別な理由がなければTurnstileを推奨しています。
これは、なかなか大きな変化だと思いました。
② Google reCAPTCHAの料金体系や管理方法の変化
GoogleはreCAPTCHAの提供形態を変更し、
Google Cloudを通じた管理や料金体系の見直しを進めてきました。
従来のように、とりあえず設定しておけばよい、という感覚ではなく、
利用状況や契約内容を確認する必要があります。
もちろん、Google reCAPTCHAを使い続ける選択肢もあります。
ただ、Contact Form 7で使うのであれば、
無料で標準連携できるTurnstileも十分検討する価値があります。
※ひとことで言うと、「Googles先生が有料化するというので卒業します」ですね♪
③ クライアントのサイトでは、すでにTurnstileを採用していた
実は、ぼくが今回切り替えを決めた大きな理由のひとつがこれです。
以前から、クライアントのホームページではCloudflare Turnstileを採用していました。
つまり、まったく知らないサービスを新しく試したわけではありません。
すでに実際のサイトで運用経験があったので、
ジャンボファクトリーのホームページにも導入しようと考えました。
自分で使ったことがある。実際に運用している。だから、自分のサイトにも採用する。
シンプルですが、こういう判断は大切だと思っています。
いよいよ設定!Cloudflare Turnstileを作成する
それでは、実際の設定方法をご紹介します。
今回の対象は、WordPressとContact Form 7を利用しているぼくのホームページです。
まずはCloudflare側でウィジェットを作成します。
STEP 1|Cloudflareにログインする

Cloudflareのアカウントにログインします。
公式サイトはこちらです↓
ログインしたら、ダッシュボードから「Turnstile」の管理画面へ進みます。
STEP 2|ウィジェットを作成する

Turnstileの画面から、新しいウィジェットを追加します。
設定する主な項目は次のとおりです。
- Widget name:管理しやすい名前を付ける
- Hostname Management:保護したいドメインを登録する
- Widget Mode:Managedを選択する
今回、ぼくが選択したのはManagedモードです。
Managedは、訪問者の状況に応じてCloudflareが自動的に判定方法を調整するモードです。
できるだけ利用者に負担をかけずに、ボット対策を行いたい場合に適しています。
設定を確認して作成すると、次の2つのキーが発行されます。
- Site Key(サイトキー)
- Secret Key(シークレットキー)
この2つは後ほど使用します。
特にSecret Keyは重要な情報です。
※これらは機密情報のため、第三者に公開しないように管理してください。
STEP 3|Contact Form 7と連携する

ここからWordPress側の設定です。
WordPressの管理画面にログインします。
左側のメニューから、
「お問い合わせ」→「インテグレーション」
と進みます。
そこに「Turnstile」の項目があります。
「インテグレーションのセットアップ」をクリックしましょう。
すると、次の入力欄が表示されます。
- Site Key
- Secret Key
先ほどCloudflareで取得した2つのキーを、それぞれ入力します。
入力が終わったら保存します。
これで基本的な連携設定は完了です!
フォームにコードを追加する必要はある?
今回のようにContact Form 7の標準連携機能を利用する場合、
基本的には手動でJavaScriptを貼り付けたり、
Cloudflareのコードをフォームに直接埋め込んだりする必要はありません。
Contact Form 7側がウィジェットを自動的に配置してくれます。
もし、表示位置を変更したい場合は、フォームテンプレートに [turnstile] というフォームタグを追加する方法もあります。
が、まずは標準設定のまま動作を確認するのがおすすめです。
STEP 4|Google reCAPTCHAとの連携を解除する

ここは、忘れずに確認しておきたいところです。
Turnstileの設定が終わったからといって、以前のreCAPTCHA設定が自動的にすべて解除されるわけではありません。
WordPressの管理画面から、再び
「お問い合わせ」→「インテグレーション」
を開きます。
reCAPTCHAの項目を確認し、以前登録していたキーや連携設定を解除します。
今回、ぼくの場合はreCAPTCHA v3の連携を解除したことで、
ホームページ右下に表示されていたreCAPTCHAのバッジも消えました。
もちろん、古いキーをGoogle側でどう扱うかは、
今後そのキーを別のサイトやサービスで使用する予定があるかによって判断します。
使わなくなったからといって、すぐにすべての設定を削除する必要はありません。
まずは対象サイトでの連携が解除されていることを確認しましょう。
STEP 5|実際にテスト送信してみる!

ここが一番大切です。
設定画面で「保存しました」と表示されたからといって、作業完了ではありません。
実際のホームページを開いて確認します。
今回、ぼくが確認したのは次の項目です。
- お問い合わせフォームが正常に表示されているか
- Turnstileが正常に動作しているか
- 必須項目などの入力チェックが機能しているか
- テスト送信が正常に完了するか
- 管理者宛てのメールが届くか
- 迷惑メールフォルダに入っていないか
そして、今回のテストでは……
無事に送信成功!!
しかも、メールは迷惑メールフォルダではなく、正常に受信できました!
これで、今回の切り替え作業はひとまず完了です。
ただし、テスト送信が成功したからといって、今後のスパムがゼロになるわけではありません。
引き続き、実際の問い合わせ状況や迷惑メールの量を確認していきたいと思います。
大切なのは「ITの最新情報を知っておくこと」
今回の切り替えで、改めて感じたことがあります。
それは、ITの世界は、知らないうちにどんどん変化しているということです。
以前は当たり前だったサービスが、料金体系を変更する。
使っていたプラグインに、新しい標準機能が追加される。
これまで別のサービスを使わなければ実現できなかったことが、簡単にできるようになる。
こういうことは、決して珍しくありません。
そして、ホームページを運営する側にとって、
こうした変化を知っているかどうかは意外と大きな違いになります。
今回のContact Form 7のTurnstile対応も、
知らなければそのままreCAPTCHAを使い続けていたかもしれません。
でも、新しい選択肢を知っていたからこそ、今回の切り替えにつながりました。
今日のまとめ
今回、Google reCAPTCHAからCloudflare Turnstileへの切り替えを行いました。
作業自体は、Cloudflareでウィジェットを作成し、Contact Form 7にキーを登録するという、比較的シンプルなものでした。
もちろん、実際のサイトでは、プラグインのバージョンや既存の設定、フォームの構成によって確認すべきことが変わります。
だからこそ、設定変更だけで終わらせず、必ず実際のフォームからテスト送信し、メールの受信まで確認することが大切です。
そして、今回の記事で一番お伝えしたいのは、こちらです。
大切なことは、
特定のサービスに固執することではなく、今の環境に合った選択肢を知り、必要に応じて見直していくこと。
Googleが悪いわけでも、Cloudflareが絶対に正しいわけでもありません。
その時点で、自分のサイトに何が合っているのか。
それを考えながら選んでいく。
ぼくは、そんな姿勢を大切にしています。
今日のひとこと
「昨日までの正解が、明日も正解とは限らない。」
ITの世界では、新しいサービスや機能が次々と登場します。
だからといって、すべてを追いかける必要はありません。
でも、自分が使っているサービスに、どんな変化が起きているのか。
新しい選択肢が登場していないか。
ときどき確認しておくことは、とても大切だと思います。
ホームページも、作って公開したら終わりではありません。
日々の運用やセキュリティ対策を見直しながら、育てていくものです。
「うちのホームページ、今の設定で大丈夫かな?」
「お問い合わせフォームに迷惑メールが届いて困っている」
「reCAPTCHAの設定を見直したい」
そんな方は、いつでもジャンボファクトリーにご相談ください。
今の環境を確認しながら、必要な対策を一緒に考えていきます。
それが、ぼくのITサポートです。
これからも、ITの新しい情報をキャッチアップしながら、
実際に試して、役立つものを皆さんにお届けしていきたいと思います!
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