1. はじめに：なぜ今「決済サービスの選び方」が重要なのか？
ここ数年、オンラインでの販売やサービス提供は、個人事業主や小規模ビジネスにとって当たり前のものになりました。オンライン講座、コンサル、動画販売、サロン、物販、会員制サービス……。どのビジネスでも共通して必要なのが 「オンライン決済」 です。
決済は、あなたのビジネスの“入り口”。ここが安心で、スムーズで、ミスのない体験であるかどうかで、売上もお客様の信頼も大きく変わってきます。しかし、多くの人が最初にぶつかる壁が、
「StripeとPayPal、どっちを使うべき？」問題
PayPal は長い歴史があり、「ネットの決済といえばPayPal」という認識がまだまだ強い方もいます。一方、Stripe は近年爆発的にシェアを伸ばし、使いやすさ・柔軟性・安定性から、個人事業主〜大企業まで幅広く採用されています。
今回は、実際にStripeを使い込んでいるかつ、PayPalのトラブルも経験したジャンボとして、両者の違いを徹底比較し、みなさんにはどちらが適しているのかを明確にお伝えします。
結論を先に言えば、
2025年12月現在、ほとんどのスモールビジネスは Stripe 一択で問題ありません。
その理由を、ひとつずつ解説していきます。
2. Stripe と PayPal の基本スペック比較
まずは両者の全体像を比較した表をご覧ください。
| 項目 | Stripe | PayPal |
|---|---|---|
| 公式サイト | https://stripe.com/jp | https://www.paypal.com/jp/ |
| 会社の歴史 | 2010年設立、急成長のFinTech企業 | 1998年設立、世界的老舗の決済サービス |
| 導入の簡単さ | シンプルで最短5分で利用開始 | 用語や設定が多く迷いやすい |
| 操作性 | 圧倒的に直感的・見やすい | 古く複雑で迷いやすい |
| 手数料（国内） | 3.6%（海外カード+1%） | 約3.6〜4.1%・固定費高め |
| 入金サイクル | 最短週次（安定） | 最短翌日〜長期保留の可能性あり |
| サブスク | 標準機能で強い | 設定が複雑で不具合もある |
| 不正検知 | Radar が強力 | 判定が不均一で売上保留多め |
| カスタマイズ性 | 業界トップレベル | 低め |
PayPal は歴史がある一方、UI（ユーザーインターフェイス：使い勝手や操作性）が古く、売上保留が多い、サポートが弱いという声が非常に多く、実務で使うとストレスを感じる部分が目立ちます。
Stripe はPayPal と比較して後発のサービスですが、実務者の悩みをほとんど解決しており、現在の決済サービスとして非常に洗練されています。
3. PayPal のメリット
とはいえ、PayPal の良いところももちろん多くあります。特に歴史が長いだけあって、ネットユーザーからの認知度が高く、物販系の取引では依然強みがあります。
✔ 3-1. 世界的な普及率の高さ
PayPalは2億人以上のアクティブユーザーを持ち、世界規模で使われています。
✔ 3-2. 物販との相性が良い
eBayを中心に、海外ECとの連携が多いため、物販をやる人には強い面があります。
✔ 3-3. 「PayPalアカウント払い」が使える
ユーザーがPayPalに登録している場合、カード情報を入力しなくても決済できるため、UXが高い。
✔ 3-4. 海外ユーザーにとって馴染みがある
海外顧客の比率が高い場合はPayPalを選ぶ理由にもなります。
4. PayPal のデメリット
ここからが本題。というより実際に苦しんでいる人も多いデメリット部分。
ぼく自身もPayPalでのトラブルを経験し、その後 Stripe に切り替えてから一切ストレスがなくなりました。
多くのクライアントもまったく同意見で、「Stripeにしてよかった」と口を揃えて言います。
✔ 4-1. アカウント凍結・売上保留が多い
PayPal は「不正リスク検知」が非常に強く、正常なビジネスでも
- アカウント凍結
- 売上の全額を90日保留
- 複数取引を調査のために止める
といったことが突然起こります。これは本当にストレス。とくにオンライン講座やサロンビジネスでは、「サービス提供後に売上が入らない」なんて事態が発生することも頻繁に。
✔ 4-2. チャージバック（異議申し立て）の判定が買い手寄り
PayPalでは、購入者が
「内容と違う」「届かなかった」「覚えがない」
などと申請すると、ビジネス側が正しく提供していても返金判定になることがあります。本人の言い分が通りやすい“買い手保護文化”が強く、売り手側が不利になるケースが非常に多いのがPayPalの特徴です。
✔ 4-3. サポートにつながらない
電話がつながらない、メール返信が遅いなど、緊急時の対応が弱いのがPayPalの課題。アカウント凍結時の対応も非常に時間がかかります。
✔ 4-4. 設定が複雑・UIが古く、ミスが起きやすい
管理画面が複雑で、
- どの設定がどの機能につながるのか分かりにくい
- サブスク登録の導線が難しい
- 料金リンクがわかりにくい
など、初心者が自力でミスなく使うのが難しい仕様です。
✔ 4-5. 手数料がStripeより高い
PayPalの手数料は用途によって異なりますが、
- 約 3.6〜4.1%
- 固定費が重いケースも多い
最終的な「差額」は小さく見えますが、年間売上が数百万円を超えると、Stripeの方が圧倒的に低コストになります。
✔ 4-6. ユーザーにPayPalアカウント作成を求める場面がある
特に高額商品では、ログインを求められるケースがあり、途中離脱が増える原因になります。
5. Stripe のメリット
Stripe を使い始めると、多くの人がまず驚くのが 「シンプルで、分かりやすい」という点です。
PayPalのような混乱がほぼありません。←マジでここが強すぎる。
✔ 5-1. 管理画面が圧倒的にわかりやすい
最低限の項目でシンプルに設計されており、難しい設定なしで決済を開始できます。本当にネットが苦手な方でも問題なしでスタートできます。
✔ 5-2. 決済成功率が高い
Stripeは「不正検知」と「決済成功率」のバランスが非常に良く、正常な顧客の支払いが弾かれることが少ないのが特徴です。PayPalからStripeに切り替えたクライアントが口を揃えて言うのが、
「Stripeにしてから決済が通りやすくなった」
という声。
✔ 5-3. 決済リンクが最強
Stripe の決済リンクは、1分で作れて誰でも支払えます。
- アカウント不要
- 住所入力不要
- 即決済完了
LPとの相性が抜群で、決済導線を劇的に改善できます。
✔ 5-4. サブスクの仕組みが強い
Stripeはサブスク（定期課金）の機能が標準搭載されており、
- 月額課金
- 年額課金
- トライアル付き
- 分割払い
- 特別クーポン
などが簡単に設定できます。
✔ 5-5. 売上が安定して入金される
PayPalのような「90日保留」はありません。週次で安定して入金されます。←これ安心ですよ！
✔ 5-6. サポートの質が高い
チャットで迅速に対応してくれ、的確。PayPal時代の“孤独感”がゼロになります。
6. Stripe のデメリット
とはいえ、Stripeにも弱点はあります。公平な視点で申し上げると、
- 海外カード利用時+1%
- 即日入金には非対応（最短週次）
- 審査がやや厳しい業種もある
ただし、スモールビジネスにおいては致命的な弱点はほぼありません。
7. 【結論】スモールビジネスは Stripe 一択でOK
言い切ってしまいますが、ここまで比較してきた中でわかるように、2025年12月現在のオンラインビジネス環境ではStripeが圧倒的に有利です。
Stripeは、
- UIのわかりやすさ
- 凍結リスクの低さ
- 決済成功率
- サブスクの強さ
- LPとの相性
- サポートの質
すべてが現代のスモールビジネスに最適化されています。
PayPal が悪いわけではありませんが、スモールビジネスで安全・安定・手離れを求めるならStripe一択
というのが実務者であるぼくジャンボからの結論です。
8. こんな人は PayPal を使うべき
もちろん正しい使い分けも必要でして、PayPalが向いているのは…
- 海外物販、eBayなどを使う人
- 海外顧客が多い事業
- 顧客がPayPalアカウントをすでに大量に持っている場合
というごく限定的なケースですが、PayPalが適しているケースもありますよね。
9. Stripe が最適な人
- オンライン講師
- コンサル・コーチ
- 動画販売
- メール講座・ステップ配信
- サロン・スクール
- 中小企業のサービス販売
- 会費・会員制サービス
- デジタルコンテンツ販売
- イベント・セミナー決済 などなど（いや、ほぼ全業種では？笑）
日本国内のスモールビジネスの約9割はStripeが確実に向いていると個人的に思っています。
10. まとめ：あなたのビジネスに「安心できる決済」を
おわりにもう一度、大事なポイントを整理します。
- PayPalは歴史あるが凍結リスクが高くサポートも弱い
- Stripeは現代型ビジネスに最適化されており使いやすい
- サブスク、単発、請求書などオールインワン
- 決済リンクが強すぎてLPとの相性が抜群
- 安心・安定・効率性を求めるならStripeが最適解
決済は「お金の入口」であり、ここを改善するだけで売上も顧客満足度も大きく変わります。
そして何より重要なのは、事業者が安心して使えるかどうか。
ぼくがそうであったように、PayPal時代に感じていたストレスが、Stripe導入でゼロになる人は本当に多いです。あなたのビジネスにも、きっと大きな安心と効率をもたらしてくれるはずです。
本日の内容はここまで！
みなさんはどちらに決めましたか？
よかったらコメントで教えてくださいねー！それではばーい！
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