今回のおはなし、
どう表現するかちょっと難しいんですが、
「エントリーすることを、少しだけ待ってみませんか?」
という話です。
ぼく自身の過去の失敗から、
株式投資を例えにします。笑
ある日、
「よーし!今日から株をやるぞーー!!」
と意気込みまして。
証券会社の口座を開設。
パソコンとスマホでユーザー登録。
ログイン。
貯金から軍資金を口座へ移す。
準備完了!
さあ、いよいよ株式投資スタートです!
……。
すると、
速攻で、何かの株を買ってしまう。
しかも、
「成行」で。笑
成行(なりゆき)注文とは?
売買の価格を指定せず「今の市場価格ですぐに取引を成立させる」方法。
最大のメリットは「圧倒的な約定スピードと確実性」ですが、デメリットは「想定外の不利な価格で約定するリスク(高値掴みや安値売り)」がある。
メリット:すぐに約定する: 価格を指定しないため、売買の相手がいれば発注後すぐ取引が成立。
デメリット価格が予想できない: 注文が成立するまで、いくらで買えた(売れた)か分からない。
いやいやいや。
いま思えば、
「ちょっと待て、けんじ。」
なんですよね。笑
もちろん、
株を買ってはいけない、
成行なんてダメ、
という単純な話でもありません。
株式投資そのものを否定しているわけでもありません。
投資スタイルは人それぞれですし、
きちんと勉強して、
自分なりのルールを持って、
すぐにエントリーする人もいるでしょう。
ぼくが言いたいのは、
「口座を作ったら、即注文する。」
というこの勢い。
ここです。笑
自分の反応を知ろう
たとえば、
口座を開設して、
軍資金を入れた。
でも、
そこからすぐに買わない。
まず、
しばらく値動きを見てみる。
毎日見てもいい。
数か月見てもいい。
そして、
「自分が思っていたような動きをするのか?」
「自分はこの毎日の値動きに、精神的に耐えられるのか?」
「上がったとき、下がったとき、自分はどういう気持ちになるのか?」
そういうことを、
実際に観察してみる。
これ、まじで
めちゃくちゃ大事なんじゃないかなと思うんです。
なぜなら、
「知識」と「自分が実際にやったときの感覚」は、別物だから。
頭では、
「ええ、株価なんて20%下がることくらいありますよ。」
と理解していても、
実際に自分のお金が20%減った画面を見ると、
「うわああああ!!」
となるかもしれない。笑
だったら、
まず自分がどう反応する人間なのか、
知っておいたほうがいい。
株式投資だけじゃない
そして、
これは株だけじゃないんですよね。
誰かに、
「これ、絶対おすすめですよ!」
と言われた。
↓
すぐ買う。
「この講座、絶対いいですよ!」
と言われた。
↓
すぐ申し込む。
「これからは○○の時代ですよ!」
と言われた。
↓
すぐお金を払って始める。
これ、
ぼくも昔はかなりやっていました。笑
もちろん、
ノリと勢いも大切です。
ぼく自身、
「えいやっ!」
で始めたことが、
その後の人生を変えたことも何度もあります。笑
だから、
「慎重になりましょう。」
だけを言いたいわけでもない。
人生には、
勢いで飛び込んだほうがいいこともあります。
でも、
お金が絡むこと。
投資が絡むこと。
大きな自己投資が絡むこと。
こういうものまで、
全部「えいやっ!」でいいのかな?
という話です。
チャンスの神様は...
「チャンスの神様には前髪しかない」
という有名な話がありますよね。
だから、
チャンスが来たら、
すぐにつかめ!
という考え方。
それもわかりますし、
たぶん合ってます!
でも、
ぼくは最近、
こうも思うんです。
チャンスなのか、急かされているだけなのかは、見分けたほうがいい。
「今日だけ!」
「今月だけ!」
「この瞬間だけ!」
「いま始めないと乗り遅れます!」
こう言われたとき、
前回の話もそうですが、
まず一回、
持ち帰ってもいい。
そして、しばらく観察してもいい。
だって、本当に自分に必要なものなら、
少し時間を置いても、
「やっぱり、これやりたい。」
となるはずなんですよね。
逆に、数日たったら、
「あれ?なんであんなに欲しかったんだろう?」
となるかもしれない。笑
それなら、それでいい。
むしろ、
それが「考えた」ということなんじゃないでしょうか。
執着してしまう
そしてもう一つ。
これは完全に、
ぼく自身の経験からくる偏見です。笑
勢いだけでエントリーしたものって、
その後、
なぜか妙に執着してしまうことがあるんですよね。
株でいうなら、
買った。
↓
下がった。
↓
「まあ、そのうち戻るでしょう。」
↓
さらに下がった。
↓
「いや、これは長期投資だから。(自分に言い聞かせる)」
↓
さらに下がった。
↓
「ここまで来たら売れない。(売り時をミスる)」
↓
気がついたら、
塩漬け。
……。
これ、かなり身に覚えがあります。笑
もちろん、長期保有という投資スタイルもあります。
「下がったら全部売れ!」
という話でもありません。
そうではなく、
「自分は、なぜこの株を持っているんだろう?」
という確認を、
ちゃんとしたほうがいい、ということ。
最初に買った理由は何だったのか。
その理由はいまも生きているのか。
状況は変わっていないか。
自分の考えは変わっていないか。
そこを見ないまま、
「買ったからもったいなくて、ずっと持ち続ける。」
になってしまうと、マジで危ないのです。
人生も同じかも
これって、
人生でも同じじゃないでしょうか。
勢いで始めた仕事。
勢いで入ったコミュニティ。
勢いで買った教材。
勢いで始めた副業。
勢いで申し込んだ講座。
そして、
「あれ?なんか違うな。」
と思っているのに、
「せっかく始めたから。」
「お金を払ったから。」
「◯◯さんの紹介だから。」
と、やめられなくなる。(サンクコストってやつです)
これも、ある意味では、
人生の塩漬け
なのかもしれません。笑
ちゃんと見る
でも、ぼくはけっこうあると思っています。
だから、
「エントリーしない。」
というのは、
「何もしない。」
という意味ではありません。
むしろ逆。
エントリーする前に、ちゃんと見る。
観察する。
考える。
自分に合うか確認する。
そして、
「よし、やろう。」
と自分で決める。
そして、一度エントリーしたあとも、
ちゃんと確認する。
「いま、どうなっている?」
「最初に考えたことと、変わっていない?」
「続ける理由は、まだある?」
必要なら、
いつやめてもいい。
いつ方向転換してもいい。
いつやり直してもいい。
けんじの視点
すぐに始めることが、
いつも正しいわけじゃない。
すぐに買うことが、
いつもチャンスをつかむことでもない。
ときには、
「まだエントリーしない。」
という選択も、
立派な意思決定です。
口座を作った。
でも、今日は買わない。
講座を紹介された。
でも、今日は申し込まない。
新しい仕事を勧められた。
でも、少し考える。
そして、
じっくり考えた結果、
「やっぱりやりたい。」
と思ったら、
そのとき、
自分の意思でエントリーすればいい。
誰かに勧められたからではなく、
みんながやっているからでもなく、
「いま決めないと損する!」
と言われたからでもない。
自分がやりたいと思ったから、やる。
これです。
そして、
始めたあとも、
ときどき自分に聞いてみる。
「これ、まだやりたい?」
「これ、まだ必要?」
「最初に考えていたことと、いまも同じ?」
もし違っていたら、
やめてもいい。
修正してもいい。
それは失敗ではありません。
自分の人生を、自分で調整しているだけです。
ノリと勢いも、
もちろん大事。
でも、
「待つ」という選択肢も持っておく。
そのほうが、
自分の人生を、
少しだけ自分で運転できるようになる。
ぼくは、
そんな気がしています。
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