最近、世の中を見ていると、
「誰が悪いのか」
を探すのが、
みんな本当に好きだなあと思うことがあります。
SNSでもそう。
テレビでもそう。
ニュースでもそう。
そして、まさかの国会でもそう。笑
何かの発言が炎上すれば、
「あの人の発言が悪い!」
事件が起きれば、
「親のしつけが悪い!」
火事が起きれば、
「誰かがタバコをポイ捨てしたに決まってる!」
……とにかく、誰かを悪者にしたがる。
もちろん、本当に誰かに明確な責任がある場合もあります。
犯罪なら犯人を捜さなければいけませんし、
仕事で明らかなミスがあれば原因を検証する必要もあります。
当事者ですか?
ぼくが言いたいのは、
「当事者でもないのに、簡単に誰かを悪者にしない」
ということ。
たとえば、誰かの発言が炎上した。
「なんてひどいことを言うんだ!」
……でも、その発言の前後に、どんなやり取りがあったのか。
本当にその言葉だけを切り取って判断していいのか。
それは、第三者のぼくらにはわかりません。
家庭内で暴力事件があった。
「親のしつけが悪い!」
……でも、そこに何十年もの介護疲れがあったのかもしれない。
家族の中で積もり積もった、
誰にも言えない事情があったのかもしれない。
山火事が起きた。
「誰かがタバコを捨てたんだ!」
……いやいやいや、乾燥や強風、自然発火だったのかもしれない。
つまり、本当のことなんて
その瞬間そこにいた当事者以外、わからない
ここが大事なんですよね。
ところが、外野は簡単に言うんです。
「あいつが悪い」
「絶対あの人だ」
「そんなのあいつが悪いに決まってる」
……いやいやいや。
ちょっと待ちましょうよ。笑
あなた、その現場にいましたか?
全部見てましたか?
本人から話を聞きましたか?
それでもないのに、
なぜそんなに自信満々に「◯◯が悪い」と言えるのでしょう。
人を悪者にするその瞬間、
ちょっとだけ気持ちがラクになるんですよね。
おそらく脳内にも◯◯物質が出ているのかも笑
「あいつが悪い」
と決めてしまえば、自分の中で話が完結する。
原因がわかった気になる。
スッキリ納得できる。
だから、犯人探しをしたくなる。
「誰も悪くない」
でもね、
「誰も悪くないのでは?」
という選択肢を持っている人のほうが、
ぼくはずっと強いと思っています。
もちろん、
悪いことをした人を責めないという意味ではありません。
責任を取るべき人には、
きちんと責任を取ってもらえばいい。
問題が起きたなら、原因を調べればいい。
でも、
「誰かを悪者にしないと気が済まない」
というのは、また別の話なんですよね。
そして、これは仕事でも家庭でも、人間関係でも、
ものすごく大切なことだと思っています。
何か問題が起きたとき、
「誰が悪いの?」
ではなく、
「何が起きたんだろう?」
と考える。
「誰のせい?」
ではなく、
「どうしたら次はうまくいくだろう?」
と考える。
これだけでも、ずいぶん景色が変わるんじゃないでしょうか。
ぼく自身、昔はけっこう
「これ、誰が悪いのよ?」
と思っていた時期があります。笑
でも、いろいろ経験してくると、
「いや、そんな簡単な話じゃないよな」
と思うことが増えてきました。
人間って、そんなに単純じゃないですからね。
やべー顔
そしてもう一つ。
誰かを悪者にしているときって、
そのときの顔、たぶん結構怖いですよ。笑
「絶対あいつが悪い!」
「許せない!」
「普通はこうするでしょ!」
……って言っているときの顔。
一度、鏡で見てみてください。
たぶん、運も人も逃げていくほどやべー。笑
逆に、
「まあ、誰も悪くないんじゃない?」
「ぼくらには本当のところはわからないよね」
「じゃあ、これからどうしようか」
と言える人。
ぼくは、こういう人と一緒にいたいんです。
誰かを悪者にして自分を正当化する人より、
誰も悪者にせず、前を向ける人。
そんな人のほうが、結局は人から信頼されるんじゃないでしょうか。
もちろん、ぼくもまだまだ修行中です。笑
でも、少なくとも、
「誰かが悪いに決まっている!」
と簡単に決めつける人間にはなりたくない。
当事者じゃないなら、なおさら。
今日も誰かを悪者にする前に、
「いや、誰も悪くないんじゃない?」
と一度だけ考えてみる。
それだけで、少しだけ人に優しくなれるかもしれません。
そして何より、
そのほうが、あなたの顔も怖くならないですよ。笑
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