
2024年11月1日から施行される「フリーランス新法」
(正式名称:特定受託事業者に係る取引の適正化等に関する法律)は、
フリーランスが安心して働ける環境を整備するための法律です。
いつものことですが、法律の名前が長すぎますよね、、、
これ、「いわゆるフリーランス新法」らしいので、本記事ではこちらを採用しましょう
※詳細は厚生労働省、公正取引委員会などの公式サイトをお調べください↓
参考サイト:
フリーランス法特設サイト
https://www.jftc.go.jp/freelancelaw_2024/index.html
フリーランスとして業務を行う方・フリーランスの方に業務を委託する事業者の方等へ
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/zaitaku/index_00002.html
フリーランストラブル110番
https://freelance110.mhlw.go.jp
フリーランスとして安心して働ける環境を整備するためのガイドライン
https://www.mhlw.go.jp/content/11911500/000759477.pdf

毎日忙しくて、見てる余裕なんて全然ない...で結局、何をどうすれば良いの?
そんな方のために、ジャンボが超簡単にまとめます!
会社員の方には役に立たない記事ですが
ひょっとしたら今後
発注者側になる可能性もありますので、
よかったら最後までお付き合いくださいね♪
フリーランス新法の3つのポイント
1、取引条件の明確化:
・契約内容の書面化:
発注事業者は、フリーランスとの間で結ぶ契約内容を書面で示すことが義務付けられます。
これにより、報酬額や支払時期など、取引条件が明確になり、トラブルを防ぐことができます。

「詳しい条件等はのちほど!」とか「急いでるんで今すぐやって!」などという表現は、その場で詳細を必ず確認!急ぎだからと言われても、条件を確認するまでは決してすぐに着手しないこと!
・報酬の遅延防止:
発注事業者は、原則として成果物を受領してから60日以内に報酬を支払うことが義務付けられます。これにより、フリーランスの収入が安定し、生活設計がしやすくなります。

「全額もしくは半額支払後の着手」を徹底しましょう!(個人間取引でもクラウドソーシングなどでも同様)
参考:仮払いとは(クラウドワークス)
クラウドワークスでは、すべての依頼において、「業務開始前」に契約金額を預けるために「仮払い」の手続きをおこないます。
馴染みのない方には難しいかも知れませんが、「仮払いを確認してから業務」を徹底すれば、支払いに関するトラブルはほぼ解消できます
2、ハラスメント対策:
・パワハラ防止:
発注事業者は、フリーランスに対するパワハラなどのハラスメント行為防止のための対策を講じることが求められます。
これにより、安心して仕事に取り組める環境が整備されます。

「金額が高くて合わないから、”明日から”他にお願いするよ」とか「(例:深夜2時に)打ち合わせに来い!」と言われたらハラスメントですからね ← 実話です笑
3、情報提供の義務:
・募集情報の正確な表示:
発注事業者は、フリーランスを募集する際に、必要な情報を正確に表示することが義務付けられます。これにより、フリーランスが自分に合った仕事を選びやすくなります。

個人情報や企業情報に不明な部分がある発注者からは、絶対に受託しないこと
ポイントは以上3点ですが、
この新法に発注者側が違反した場合
どうなるのかにも触れておきましょう
委託者が違反した場合のペナルティ
1. 行政指導
違反行為が認められた場合、これらの行政機関から、違反行為の是正を求める指導や助言が行われます。
・公正取引委員会、中小企業庁長官、厚生労働大臣
2.勧告
指導に従わない場合、より強い措置として、是正を求める勧告がなされます。
3. 措置命令
勧告に従わない場合、特定の措置を講じるよう命じられます。
これは、例えば、違反行為を行った契約の解除や、再発防止策の策定などが挙げられます。
4.公表
措置命令に従わない場合、事業者名が公表される可能性があります。
これは、企業イメージの低下や、取引先からの信頼を失うことにつながる可能性があります。
5. 罰金:
措置命令にも違反した場合、50万円以下の罰金が科せられる可能性があります。

ごく稀に悪質な発注者が存在しますので、法律でこれらのペナルティが定められていることを知っておくと安心ですね
※悪質な業者や個人の発注者には、弁護士等の専門家へご相談を!
まとめ:新しい働き方の未来になり得るか
フリーランス新法は、単なる法律の枠組みを超え、働き方の多様化が進みつつある現代社会において、新たな時代の幕開けを告げるものです。
フリーランスにとっての希望
これまでフリーランスが抱えてきた不安定な雇用や、不当な取引といった問題点を解消し、より公平で安定した働き方を保障することを目指しているのがこの新法です。
契約内容の明確化、報酬の遅延防止、ハラスメント対策など、具体的な施策が盛り込まれることで、フリーランスは自分のスキルや能力を最大限に発揮し、より創造的な活動に専念できる環境が整うことが期待されています。
社会全体の変革
フリーランスを取り巻く環境だけでなく、社会全体にも大きな影響を与える可能性のあるこの新法。
企業は、多様な働き方を受け入れる体制を構築し、人材の獲得競争を加速させることが求められます。
また、国や政府はフリーランスの社会保障やキャリア形成を支援する政策をさらに拡充していくことが期待されます。
今後の展望
2024年11月1日に施行予定のフリーランス新法、その効果を測るには相当な時間がかかると思われますが、この法律をきっかけに、フリーランスの地位向上が図れると嬉しいです。
この法律を機に、フリーランスがより活躍できる社会が実現されることを願っています。
このタイミングを積極的に捉え、自分のスキルや経験を活かして、自分らしい働き方を築いていきたいですよね。
しかしそのためにも、「自分の身は自分でしっかりと守る」ことを忘れてはいけません!
みなさんにとって、11月1日はどのような影響がありそうですか?
よかったらコメントで教えてくださいね。
それではまた!ばーい!
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