ちょっと、くだらないことを考えてみました。
いや。
飲食業界出身の僕としては、
案外くだらなくない話かも。
その名も、
「客ログ」笑
ご存じの方も多いと思いますが、
食べログは、飲食店を探したり、
実際に利用した人の口コミや評価を参考にしたりできるサービスです。
お店選びをする側からすれば、とても便利ですよね。
「この店、評判いいな」
「ここ、口コミを見るとちょっと微妙だな」
そんなふうに、利用者の声を参考にしてお店を選ぶ。
これはこれで、とても合理的な仕組みです。
ただ、飲食店側から見てみると、
「あれ? これって、ちょっと一方通行じゃない?」
と思うことがよくあります。
お店は、お客さんから評価される。
星の数や口コミによって、知らない人からも評価される。
場合によっては、
その評価が新規のお客さんの来店判断にも影響する。
でも、
「その評価をする人は、どんなお客さんなの?」
もちろん、
実際にご来店して、
きちんとサービスを受けたうえで、率直な感想を書いている人もたくさんいるでしょう。
それは消費者にとって、とても有益な情報です。
一方で、もし悪意のある投稿や、いたずら、
場合によっては来店すらしていないのに
極端に主観的な評価などが混ざってしまったら。
店側からすると、
「いや、それ、本当にうちに来た人?」
と言いたくなることもある。
でも、お店は基本的に「評価されるだけの側」です。
ここが僕には、なんとも不思議に見えるんです。
そこで考えました。
だったら……
「客ログ」の出番です
お店を評価するなら、
お客さんも評価されればいいじゃないか。
※もちろん、冗談ですよ。笑
でも、もし本当に「客ログ」というサービスがあったら、かなり面白いと思いませんか?
たとえば、こんな感じです。
入店するときに、
「お客様、客ログの点数をお願いします」
と言われる。
「え? 客にも点数あるんですか?」
「はい。当店は3.5点以上のお客様のみご利用いただけます」
「えええええ!?」
みたいな。笑
あるいは、胸元に、
客ログ 3.8
と書かれたバッジを付けて入店。
5.0の人なら、
「おお! TOP100入りの優良顧客様ですね!」
2.0なら、
「……あぁ、本日は様子を見させていただきます、、、」
とか店側が言える。
もう完全にディストピアです。笑
でも、ここで僕が面白いと思ったのは、
「お店側にも、お客さんを選ぶ権利がある」
という当たり前のことが、急に可視化されるところなんです。
「3.0以下の方お断り」
たとえば、高級レストランならドレスコードがあります。
「ジャケット着用」
「サンダル不可」
「短パン不可」
そういうルールがある店もあります。
それを見て、
「客を選ぶなんてけしからん!」
とは、思わないですよね。
なぜなら、
その店が提供したい空間やサービスの価値を守るためのルールだから
だったら、
「当店は、他のお客様への配慮ができる方にご利用いただきたい」
というルールがあっても、本質的には同じなんじゃないでしょうか。
「当店では、店員への暴言は禁止です」
「他のお客様への迷惑行為は禁止です」
「過度なクレームには対応しません」
こういうルールを掲げる店があっても、僕はいいと思います。
というより、
むしろ、もっとあっていい。
なぜか槍玉に上がりやすい
僕は飲食業界出身なので、余計にそう感じるのかもしれません。
飲食店って、ものすごく身近な商売です。
だからこそ、
「料理が遅い」
「店員の態度が悪い」
「思っていた味と違う」
など、いろいろなことが言われやすい。
もちろん、本当に改善すべき問題もあります。
お客さんの声によって、お店が改善されることもある。
だから、口コミそのものを否定したいわけではありません。
むしろ、良い口コミも悪い口コミも、健全な範囲で存在することには意味があると思っています。
僕が気になるのは、
「お店側だけが一方的に評価される構造」
だって、飲食店だって人間がやっています。
料理を作る人がいて。
接客する人がいて。
仕入れをする人がいて。
毎日、お店を開けている。
その人たちが、
「今日もお客さんに喜んでもらえるかな」
と思いながら商売をしているわけです。
そこに、悪意のある一部の人が入ってきて、
「最悪の店だった」
と一言書いたら。
それがネット上で残り続ける。
とくにネガティブコメントって
目立つんですよね、、、
もちろん、実際に問題のある店なら改善されるべきです。
でも、ごく一部の悪意ある意見によって
真面目に商売している人たちまで傷ついてしまう
という構造は、僕は好きではありません。
だから「客ログ」
……とはいえ、
本当に客に点数を付け始めたら、世の中は大変なことになります。笑
「あなたは2.2なので入店できません」
なんて言われたら、
「なんでだよ!」
ってなりますよね。笑
でも、今回の「客ログ」という妄想を考えていて、僕が改めて思ったのは、
サービスって、店から客への一方通行ではないのでは?
ということ。
お店は、お客さんに価値を提供する。
お客さんは、その価値に対してお金を払う。
そして、お互いが気持ちよく過ごす。
これが本来の「商売」なんじゃないでしょうか。
だから、
「お客様は神様です」
なんてことはないし、
お客さんも人間。
店員さんも人間。
経営者も人間。
だったら、
お互いに最低限の敬意を持って接する。
それだけで、ずいぶん世の中は気持ちよくなるんじゃないでしょうか。
たぶん作らないけど
ということで、
「客ログ」
というサービスは作る予定なんてありません。笑
たぶん。
……いや、もしかしたら誰か作るかもしれませんけど。笑
でも、この妄想をしていて思ったんです。
僕たちは普段、
「お客様に選ばれる店になろう」
と考えます。
もちろん、それは大切です。
でも同時に、
「このお店が大切にしたいお客様は、どんな人なのか?」
を考えてもいいんじゃないでしょうか。
安くて、うまくて、サービスも良い。
そんな飲食店は、世の中にたくさんあります。
僕は、そういうお店が、
一部の悪意や、過度な要求によって疲弊してしまうのを見るのが、本当に残念なんです。
だからこそ、
「客ログ」という馬鹿げた妄想をしながら、
「お店とお客さんって、本当はもっと対等でいいんじゃない?」
そんなことを考えてみました。
……まあ、
客ログ4.9の僕なら、どこの店でも入れてもらえると思いますけどね。笑
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